1000太郎の脳みそ in BRASIL

ガリンペイロ(金堀り)移民に魅せられブラジルに移住しました。妻を筆頭に、お茶とスキーとバイクをこよなく愛します

探しています~人生万事塞翁が馬 の英訳

会社でワークショップが来月あるのだが、30分間、アカデミック・スピーチを

させてもらえることになった

我が社は化学原料のサプライヤーと機械のメーカーであるが、私は化学屋でも

機械屋でもないんで、専門的なことはお話するのは避けて、何かこう、自分の

人生に照らして獲得できたことを話したいな、と考えています。

 

諺(ことわざ)を引用して語りたいな、と考えているのですが、

自分の好きなものはコレです

 

人間万事塞翁が馬  (じんかんばんじさいおうがうま)

意味:幸福や不幸は予想のしようのない事の例え

 

ポル語ならまだしも、これを英語で講演するという、またと

ない嬉しいチャンスをいただいたので、どうやって語ろうか、

そもそも原文の英訳はあるのか?と色々と疑問が浮かびまくりです。

 

ですが、もう既に締め切りまで2週間となってしまった今、

重い腰に鞭を入れつつ、facebookと睡魔の誘惑に負けることなく

準備してります。ただ、英訳が無い...

あるはずなのですが、見当たりません。

どなたかご存知であれば、お譲りください

 

 


中国の北の方に占い上手な老人が住んでいました。
さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。

ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。
この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」

そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。

「このことが災いにならないとも限らないよ。」

しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。
近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」

1年が経ったころ胡の異民族たちが城塞に襲撃してきました。
城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。
そして、何とか胡人から守ることができましたが、その多くはその戦争で死んでしまいました。
しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。

 この話は、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれています。

「人間万事塞翁が馬」の「人間(じんかん)」とは日本で言う人間(にんげん)の事ではなく、世間(せけん)という意味です。
「塞翁」というのは、城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」という意味です。

「城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、福から禍(わざわい)へ、また禍(わざわい)から福へと人生に変化をもたらした。まったく禍福というのは予測できないものである。」
という事です。

 

今日のポル語

medida 測定