1000太郎の脳みそ in BRASIL

ガリンペイロ(金堀り)移民に魅せられブラジルに移住しました。妻を筆頭に、お茶とスキーとバイクをこよなく愛します

ニッポンジンって何ですかー?

生まれた時から何不自由なく暮らし、高校、大学と難なく進学し、学生でもアルバイトをすれば海外も何度も行ける。今の日本人って何だろう?って思う。世界中で見かける日本人旅行者。一方で、世界中で見かける、たくましく働く華僑。日本も日本人も嫌いじゃないけど、こだわりはない。何だろう、この、日本人であるという違和感。何だかダメなんだよ、これじゃ。

 

状況を整理しよう。日本人であるメリット、デメリットはある。この際、デメリットは考えずに、如何に世界に、そして人類に貢献できるか、を考える。やっぱり日本のパスポートは最強で、ほとんどどこの国でも疑われることなく、入国できる。これは別に、我々が偉いからでも何でもない。戦後、高度成長期を支えてくれた団塊の世代が頑張って日本企業を世界のトップクラスにしてくれたお蔭。その恩恵に乗っかっているに過ぎない。これは私の勝手な推論だが。

 

自分たちの世代で何ができるか?日本の一流メーカー、商社などが海外にたくさん駐在しているが、私は駐在員ではないので少し違ったアプローチが必要だ。一つには日本に遠慮なしに、堂々と地元の人たちと渡り合える権利というか、義務にも等しいものがある。現地採用の強みである。保証も何もない。だけど考えてみると、同じ現地人ということで考えると、中華系の人たちはコミュニティこそ強力だが、若い人でも年寄りでも誰でも来て2年くらい滞在したら自分の店を無理してでもデーンって構えちゃう。ゼロから作ってしまう。色々とコミュニティの中で面倒くさいことや縛りはあるのだろうけれど、それらを簡単にすっと乗り越える。

 

なぜか?それは目的があるから。お金を稼いで成功する。たったこれだけの単純な理由。論理は簡単。目的があり、それを達成するためには何をする?そしてそれを考え実行する。最初こそ雇われるが、そのうち独立する。なぜか?稼げるから。自分も一度独立したが、やっていけなかったから、一本立ちする大変さは分かる。だけど彼らは繰り返す。成功するまでやり続けたものだけが成功する。当たり前だが、彼らはそれを分かっている。そして見習わないといけないものが彼らの中にある。お客さんが何を欲しいか、わかっていることだ。今回、リゾートにいったが、そこに建てられたマンション群はほとんどが華僑の人が主人。誤解を恐れずに極論してしまえば、マレー系は考えないか、考えても実行しない。華僑が世間をかき乱し経済を活性化させている。地元でも彼らに対する不満はあるというが、世間は実力次第、それが現実。

 

日本人に何ができるか?中国人のようになれ、と言われても出来ないし、なりたくない。さぁどうしようか??結論を書けなくて申し訳ないが、しばらくこれをテーマにしようと思う。きっと自分のブラジル生活の答えともなり得るものが見つかるかもしれない。今回の出張、かつ妻の故郷への里帰りは、何かとてつもなく大きな宿題を私に課せたようだ

 

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